元漁師、元水産庁官僚、教授と異色の経歴を放つ上田勝彦さん。魚食文化の復活に向け、献身的に活動されています。講演を行いながら、実演を交えて、人に会って人に伝えるという活動には頭が下がります。
そんな上田さんが以前、揚げ物を楽にする方法について講演されていました。今回はそれを実践したいと思います。
揚げ物のハードルを上げるのは、ベタベタの出来上がり、洗い物、それから油の処理です。これらをクリアする実践的な方法です。牛乳パックは使いません。
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準備するもの
- 大き目のボール
- 新聞紙
- キッチンペーパー
- ビニール袋
ラク技実践
1. ボールに厚めに新聞紙を敷きます。今回は5枚。
2. 新聞紙の上にキッチンペーパーでカバーします。
3. 食材を揚げたら、立て掛けるようにして油切りします。
4. 調理が終わったら、粉やパン粉などのゴミはボールの中へポイ
5. 冷ました油を捨てる場合、油もそのままボールの中へ
6. 新聞紙で油ごと包みます
7. そのままビニール袋へポイ。
ポイントと感想
- 食材が立て掛けられるので、油切れは良い!美味しくできました。立て掛ける時にペーパーと食材の触れる面を小さくするのがポイント。
- 揚げた後のゴミは、何も考えずに捨てられるのでラクでした。例えば、野菜の切れ端なんかも一緒に捨てられます。
- 新聞紙を重ねると油は漏れないので包んで捨てられます。心配だったので今回は新聞紙の口はテープで止めてみました。
- ボールはほとんど汚れていないので、中性洗剤でサッと洗えばOK。
- ビニール袋は心配だったら、2重、3重にすると良い。今回は2重にしました。
- そのまま台所のゴミ箱に捨てても漏れることはありませんでした。但し、袋が破れるほどギュウギュウ詰めにするのは控えた方が良いでしょう。
牛乳パックや油凝固剤が無くても、油を処理することが出来ました。食材がベタッとせずにおいしくできるし、とにかく、ゴミは全てボールに入れる!という意識で迷わず作業できるのが、分かりやすくて楽でした。