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冷蔵庫でも出来る!【魚の干物】作り方(アジ)

 今回は、ご家庭の冷蔵庫で作る魚の干物をご紹介します。

 

魚の干物と言えば、干し網を家の外にぶら下げて、というイメージが強いと思います。そんな道具もスペースもないし、あったとしても人から見られるのは恥ずかしい。猫ちゃんに荒らされたらどうしよう。こんな理由などで、干物作りのハードルは上がってしまいますね。

 

そんな時に覚えておいて欲しいのが、冷蔵庫での干物作りです。

 

まとめ売りで安く手に入れた新鮮な魚が、中途半端に残ってしまった。釣ったはいいが食べきれないなど。こういう時に覚えておくと便利です。

 

干物は保存食と考えられがちですが、魚の旨味を凝縮させて美味しく頂く、れっきとした料理です。塩を含ませることで、保存性を高めながらも、食感は失わない。もちろん味的にも塩のしょっぱさが魚肉に合うというのは、言うまでもないことでしょう。

 

さぁ丁度まとめ買いで残ったアジ(鯵)2尾がありますので、冷蔵庫で干物、実践していきます。

 

 

干物の材料

  • アジ2尾
  • 水 800cc
  • 塩 大さじ4

干物の作り方

  1. アジを干物用に捌く(お好みの形に。スペースを最小にするなら、頭を落として2枚下しにするのが良いです。)
  2. 食塩水(7%)を作る。水800ccに塩大さじ4を入れて溶かす。
  3. アジを食塩水の中に30分浸ける。
  4. 軽く真水で流して、キッチンペーパー等で水気をしっかり拭き取る。
  5. トレーに乗せて、冷蔵庫へ。1~2日、乾燥させる。お箸を使うなどして、魚は少しでも浮かせて、乾燥しやすくしましょう。

これで干物の出来上がりです。いつもの焼き方でお召し上がりください。

 

干物作りの写真と解説

使うのはこちらのアジ2尾です。2匹で330g、体長は21cm。せっかく2尾いますので、ご紹介の為に「背開き」と「腹開き」にしてみます。

アジ2尾の写真

 

背開きは、背中から包丁を入れていきます。

背開きを始める写真

 

お腹の皮を残して、頭も割って、キレイに汚れを取るとこんな感じ。

背開きの写真

 

次に腹開き。お腹側から包丁を入れ、背側の皮を残します。

腹開きを始める写真

 

上が背開き。下が腹開き。個人的には、背開きの方が簡単だと思います。お腹側の厚めの皮を残せば良いので。

背開きと腹開きの写真

 

これを塩水(7%)に30分浸けます。使っているトレーは、揚げ物用です。網が付いているので、干すときにも便利です。

塩水につけた写真

 

30分が経過しました。

浸けて30分後の写真

 

塩水に浸かるとアジの目が白濁します。

アジの目が白濁している写真

 

真水で流した後、しっかり水気を拭き取りましょう。

水分を拭き取る写真

 

揚げ物用のトレーに乗せました。これだと器と密着しないので良いですよ。お箸を何本か敷いて、浮かすのも良いと思います。このまま冷蔵庫へ入れます。乾かすのが目的ですので、ラップはしないで下さい。

揚げ物トレーにアジを乗せた写真

 

冷蔵庫で丸2日間、乾燥させましたが、その重さの変化は下の表の通りでした。2匹合計の数字ですが、冷蔵庫に入れた直後278gあったものが、1日後には246g、2日後には221gとなり、合計で57g減少しました。2日で21%の水分が減ったことが分かります。

干物の重さの変化表

冷蔵庫で1日後の干物です。

1日後の干物の写真

 

表面にテカりがあり、触るとベタベタします。セロファンテープを触っている様な感じ。

1日後の干物の写真

1日後の干物の写真

 

次に、2日後の写真です。色が1日後より茶みがかっています。

2日後の干物の写真

 

テカりが少なくり、乾燥してベタベタも無くなりました。

2日後の干物の写真

 

皮側は1日後より若干張った様に見えます。

2日後の干物の写真

 

さぁ焼いていきましょう。皮側から焼きます。強火で皮側を5分、身側を4分が丁度良い感じでした。(上=腹開き、下=背開き)

干物を焼く前の写真

 

上手に焼けました。こちらは背開きの干物です。

焼き上がり(背開き)の写真

 

次に腹開きの干物も焼きあがりました。

焼き上がり(腹開き)の写真

 

塩気は十分ですので、醤油などは掛けず、そのまま頂きます。

焼き上がり(腹開き)を箸でとった写真


あぁ、うまい。塩気と魚肉のハーモニー。ご飯が進みます。

 

 

最後に

如何でしたか。冷蔵庫でも魚の干物は簡単に作れますので、是非お試しください。今回ご紹介した作り方は基本となるレシピ(分量・時間)とお考えください。そこから浸ける時間を変えて塩気を調整したり、冷蔵庫での乾燥時間を変えて柔らかさを調整して、自分好みの干物に仕上げていくと良いと思います。厳密には脂のノリ等も関係するので奥が深いですが、気軽に楽しめれば良いですよね。皆様のご参考になれば幸いです。


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