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「タブレットへの手書き電子サイン」に感じた危機。安全性は?

ネガティブな内容ではあるが、注意喚起の意味も込めて記録に残したい。昨今、時々出くわす契約時の電子サインにおいて、不快な思いをした。今回の事例は、被害の軽度なケースであるが、今後、電子サインに関しては注意が必要と感じた。経緯を簡単に記録に残す。

タブレットへの手書き電子サインの安全性は?

 

今回の事例 要約

PCメーカーの派遣作業員によって、私の自宅でノートPCの修理を行ってもらった。修理の前後で計2回、作業員の要求に応じる形で、私は先方のタブレットへ電子サイン(署名)を行った。驚くべきことに、後刻提出された修理報告書において、私の手書きサインが私の意図しない箇所に使用されていた

 

今回の事例 詳細

多少の憤りからメーカー名を公表したい気持ちはあるが、我慢する。老舗で大手のPCメーカーだ。

ノート型のPCだが、購入から約半年で画面が真っ暗のままで映らないという故障が発生した。不具合は、マザーボードか液晶画面そのものの故障らしい。まぁ、ここは仕方が無い。メーカーへ問い合わせを行った後、保証期間内でもあるので、無償修理を行うという流れとなった。持ち出しと派遣修理の2つが選択できた。持ち出し修理の場合、2週間程度必要とのことであったが、2週間は長すぎる為、技術員を派遣しての修理対応をお願いした。

この初期問い合わせの中で「バックアップ」と「デバイス暗号化の解除」は事前に行う様に指示を受けたので、その通りに実行した。

 

さて、ここからが本題だ。

当日派遣された技術員からタブレットへの電子サインを2度求められた為、それに応じた。以下の2点である。

  1. 作業前に、作業内容に同意するサイン。〇〇の部品を交換する旨を口頭で説明を受けた後、それに同意するサインを行った。(部品リストは事前に手元に持っていたため、承知していた)
  2. 作業完了後に、動作テストに問題無いことの同意を求められたので、サインした。いわゆる作業終了を確認するサインである。

作業報告書は後刻提出すると言う。トータルで1時間半くらいの作業を終え、派遣員は帰路に付いた。

 

それから数時間後に作業報告書(PDFファイル)がメールで送られて来たのだが、その内容に唖然とした。その報告書に私の手書きサインが使用されているのだが、サインされていたのは、『データ免責の同意』の項目に対してであった。

『データ免責の同意』とは、今回のハード的な修理において、データの喪失等の影響があっても、メーカーは一切保証しないし、責任を負わないという内容だ。修理作業時に説明を受けて同意サインした内容と明らかに違うのである。

 

こんな使われ方をするのか!

 

危機感を感じた。百歩譲って『データに関する免責』については、メーカーの言い分も仕方ないとは感じる。まぁ、色んなケースがあるから、データ確保までは保証しかねるのであろう。でも、論点はそこじゃない!

同意した内容と違う項目にサインが使われている点だ。

 

電子サインはタブレットにサインするのだが、その時には画面に名前を書くだけで、何の項目にサインしているかは見えないのである。(また別の問題としては解像度が悪い為、普段の私の筆跡とは明らかに違う)

いわゆる相手の口頭説明の内容を信じて、画面に名前を書くのだ。これって、悪用される可能性も含んでいるんじゃないかと感じた。報告書だけを見ると、その場で同意していない内容に、あたかも私が同意したかの様な記録が残ってしまうのである。

 

この点が気になった為、ネット上の情報を見てみた。やはり類似するケースはあって、悪質なものだと「携帯電話の契約と一緒にクレジットカードも契約させられた」というものもあった。携帯電話の契約時に求められる電子サインが、クレジットカードの用紙に転用して使われていた、と言うのだ。このケースはクレームによって何とか難を逃れた様だ。仮にこの情報が正しいとすれば、やはり私が今回感じた『電子サイン』への危機感は正しいのである。

 

思うところ(対応)

じゃどうすれば良いかという事になるが、残念ながら正解は持ち合わせていない。しかし、

  • 口頭であれ同意内容を再確認する
  • 契約書の控えは必ず入手する
  • 契約書の内容は必ずチェックする
  • 不審な点があれば、速やかに抗議する

少なくとも、以上のことは必要だろう。今回のケースは、現在、抗議中である(進展したらココにアップする)。

 

タブレットへの手書き署名がどの様に使われているか、契約時の記憶が薄れる前にチェックをすべきだと感じる。時間が経ってしまうと、担当者も変わったりでウヤムヤになってしまう。そんな状態で、契約書や報告書は意図しない形で残ってしまう可能性があるのだ。

 

まとめ

今回は、契約時などに発生する「タブレットへの手書き電子サイン」への危機感について、経験談を記録に残した。法律的な解釈にもグレーな点は多い様だが、今後増加する署名方式でもあることを考えると、リスクを認識の上、注意が必要だと感じる。