皆さんはメヒカリという魚をご存じでしょうか?
私は九州の出身なのですが、関東に住むようになって初めて知りました。関東だと時々スーパーで見かけることがありますね。しかし、メヒカリを買い物カゴに入れてる人、見たことがありません(涙)。
それだけ知名度が低い魚なんだと思います。何より見た目がぁ。ちょっとグロテスク。しかも、ぱっと見たところ、どう調理してよいのか分からないですよね。ちなみに捌いた状態で売っているのは見たことがありません。
そんなメヒカリなのですが、唐揚げが絶品なんですよ。ウチの息子たちも大好き!
テレビでも2019年12月5放送のNHK 所さん!大変ですよ「見てよし!食べてよし!(珍)深海魚 大集合」 の中で、さかなクンが美味しい深海魚として紹介しておりました。
捌くのも難しくありません。果物ナイフでウロコをササっと取って、頭を落として、ワタ(内臓)を取り出せばそれでOK。
今日は魚市場にメヒカリが入荷されていましたので、迷わず購入。夏が終わって初めての入荷の様に思います。
このメヒカリの唐揚げの食べ方ですが、先ず、ワタ(内臓)を食べる派/食べない派が存在します。私は食べない派です。なぜなら、新鮮でない場合、ちょっと苦くて臭みがあるからです。
これとは別に、頭を食べる派/食べない派があると思います。どちらが美味しいのでしょう???、今回は頭あり/なしでメヒカリの唐揚げを作り、食べ比べてみたいと思います。
今回はメヒカリ。真剣に向き合います!
メヒカリの基本情報
- 標準和名:アオメエソ
- 科:アオメエソ科
- 生息域:相模湾から東シナ海。九州からパラオ海嶺。
- 旬:冬から春
メヒカリの豆知識
- 目が大きく、青く光って見えるからメヒカリ
- 水深200~300mにいる深海魚
- 昔は雑魚扱いだったが、脂ののった魚が好まれる様になってからは高級魚
- 一般的にメヒカリと言われるものには2種類ある。千葉県銚子から北と南でそれぞれ、マルアオメエソとアオメエソ。アオメエソの方が頭、目が大きい。
今回の個体
- 体長:平均14cm
- 重さ:平均32g
- 産地:茨城
- 価格:12尾、380gで525円。(=1400円/kg)
メヒカリ唐揚げの作り方
1. ウロコ、エラ、ワタを除きます。今回は頭ありとなしの状態へ。
2. 背中に中骨に当たるまで切れ目を1本入れます。よく揚がる為。
3. 片栗粉大さじ3と小麦粉大さじ1のミックス粉を袋の中でまぶします。
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4. 180℃くらいの油で、4~5分揚げます。
これで出来上がり。
素材の味を楽しみたいので、塩コショウなどの下味はつけません。
- 今回は頭のあり/なしについて比べましたが、『頭あり』の選択で間違いありません。サクッサクッと食感は良く、園児でも噛み砕けます。
- 唐揚げの美味しさは言うまでもありません。例え多少揚げすぎたとしても、身はホクホクフワフワ、白みの上品な味。
- やはり下味はいりません。もし新鮮なものでなければ、臭み抜きの為の塩くらいはあってもいいかもしれません。お好みで、岩塩とかレモンとかが合うと思います。
メヒカリの一夜干し(干物)
メヒカリの一夜干し、とても美味しいですよ。手軽な食べ方として紹介しています。頭を落として、塩水に漬けて、冷蔵庫で乾燥させるだけです。こちらの記事をどうぞ。
まとめ
今回はメヒカリの唐揚げをご紹介しました。また頭のアリ/ナシで食べ比べを行い「頭アリの唐揚げが美味しい」と結論付けました。この魚は見た目で判断してはいけない代表格の魚ですね。スーパーなどで見つけたら、是非、先ずは唐揚げから試してみてください。見た目とのギャップに驚かれるはずです。ホクホク、フワフワ美味しいですよ!
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