今回は、私の大好きな料理人・野崎洋光さんが紹介する料理の中から、「トマトジュース素麺」を作ってみたのでレポートします。
野崎洋光さんは西麻布「とく山」の料理長です。著書も多いのですが、プロの料理人でありながら、家庭料理の良さを説いてくれています。それが私の大好きな理由です。お店では○○出来ないけど、家庭であれば○○できるからやってみて、と教えてくれるのです。
例えば、大根の話。家庭料理であれば、新鮮な大根は出汁で煮なくても良い、と教えてくれます。新鮮であれば、水で煮ただけでも美味しいから、すぐに食べれる家庭料理ではそれが出来る。しかし、お店では一人一人のお客さんに対して大根を煮ることは現実的に不可能だから、出汁を使っている。お店で作るよりも、家庭の方が、楽に美味しい料理ができるということですね。
そんな野崎さんの提案の1つが「トマトジュースも豆乳も牛乳もだしになる」ということ。「だし」というと、どうしても鰹や昆布、煮干しが必要というイメージをもってしまうのですが、それらばかりが出汁では無いと教えてくれます。
確かに、トマトジュースや豆乳って、飲むとしっかり旨味を感じますよね。それを料理に使えばいいという発想です。
今回は、野崎さん提案の1つ「トマトジュース素麺」を実際に作ってみましたので、ここに記録を残します。
※お断り)
以下の内容は、野崎洋光さんのレシピそのものではありません。
著書を参考にし、私が推測して記載している部分も含みます。
「トマトジュース素麺」材料
基本の材料(4人分)
- ☆トマトジュース(塩あり) 300ml
- ☆水 150ml
- ☆うすくち醤油 30ml
- 素麺 4束
- トマト 2個
アレンジ(お好みでどの様にでも)
- ボイル海老
- しらす
- キュウリ 1本
アレンジの部分は、野崎さんの紹介の中では、薬味が使われていました。今回のものは、家にあって、合いそうなものを使用しています。
「トマトジュース素麺」作り方
- ☆の材料を合わせれば、つゆの出来上がり(超簡単)
- トマトは(お好みで)湯剥きする。1cm角に切って、1.に加える。
- 素麺を茹で、冷水でよく揉み、乾物の臭さを除く
- 素麺に、トマトの入ったつゆを掛けたら出来上がり
- お好みの具材をトッピングする(アレンジのもの)
「トマトジュース素麺」写真と解説
☆の材料(トマトジュース、水、うすくち醤油)を混ぜ合わせます。
トマトは熱湯で湯剥きします。歯触りを良くするためですが、気にならない方は必要ありません。湯剥きしたお湯は、素麺を茹でるのに使えます。
トマトを氷水にとる。
トマトの皮を剥いたら、1cm角に切ります。
トマトをトマトつゆの中に加えます。
素麺を商品説明に記載のある時間だけ茹でます。1~2分ほど。
茹で上がった素麺は、氷水に取り、よく揉み洗いしましょう。乾物臭さを取る為です。写真は片手しか映っていませんが、実際は両手でモーミモミしています。
今回は、ボイル海老、しらす、キュウリを用意し、下準備は済ませました。あとは盛り付けるだけです。簡単ですね。
お皿に盛った素麺の上に、トマトつゆを回しかけ、お好きな具材をトッピングしたら、「トマトジュース素麺」の完成です。
いただきます。
トマトジュースで付けつゆが出来るなんてビックリ。さっぱりして美味しいね。
お好きな具材を載せれば、その材料のコクも加わって、とても美味しくいただけます。これは夏にピッタリだと感じました。トマト出汁だけでは物足りないという方は、うすくち醤油を麺つゆに変えても良いと感じました。
▼参考にした本▼
「だしが命ではない。水でも十分。」「煮魚は煮ない」「料理人のすることが正しいわけではない」「霜降りをすると美味しくなる」など、常識にとらわれない目からウロコの情報が盛りだくさん。料理に対する考えが変わり、気持ちが楽になる本です。
まとめ
今回は、料理人・野崎洋光さんの提案する「トマトジュース素麺」を実際に作ってみましたので、レポートしました。トマトの旨味で素麺が美味しく頂けました。しかも簡単なのが嬉しいポイント。料理には限らず、常識にとらわれない、自分で考えることが大切、という深いところまで掘り下げることが出来た料理となりました。「トマトジュース素麺」、是非お試しください。
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