スーパーやドラッグストアに給水機が置いてあるのはご存じでしょうか?
そして、よ~く見てみると「無料」のものがほとんど。専用の容器だけは購入して、あとはお水が使い放題なんですよね。
お水の種類ですが、最近多いのはRO水です。RO水とは純水の一種で、逆浸透膜(RO膜)というフィルターで浄水された水なのです。
さて、スーパーなどの給水機の原料水は水道水です。水道水を浄水してRO水を作り、お客さんにサービスしています。水道水を使っているということは、原料の水には塩素が含まれています。そこでこんな疑問。
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本当にRO水には塩素が含まれてないのかな?
![](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/09/profile-150x150.jpg)
実際に、塩素測定試薬でチェックしてみよう!
というわけで、今回は、スーパーからRO水を汲んできて、塩素試薬でチェックしてみます。それではスタート!
![スーパーで無料の「RO水」は危険?塩素チェックしてみた。](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/10/5d731730fd8e32b4cb1c7b4c9f2b0e94-1.jpg)
RO水 塩素チェック 実験と結果
- スーパーでRO水を汲み、しっかり封をして冷蔵庫で3日間保管する※
- 市販の残留塩素試薬(DPD)を使って塩素をチェックする
- 比較の為に水道水と比べる
※RO水の保存期間は約3日と言われています。よって、あえて時間をおいて塩素を測定しました。
準備したものはこちらです。水道水とRO水を10mlずつ容器に取って、試薬で色を比べます。DPD試薬は塩素を検出するとピンクに色付きます。
![スーパーのRO水の塩素濃度を測定する](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/10/20120114_114728-1024x768.jpg)
さてそれぞれに、DPD試薬を入れますね。まずは水道水から。
![RO水 塩素チェック 実験と結果](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/10/20120114_114754-1024x768.jpg)
早速、ピンク色に着色が始まりました。
![RO水 塩素チェック 実験と結果](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/10/20120114_114828-1024x768.jpg)
次に、スーパーで汲んだRO水です。
![RO水 塩素チェック 実験と結果](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/10/20120114_114857-1024x768.jpg)
![](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/09/profile-150x150.jpg)
それでは試薬が溶けた直後の結果を見てみよう。
ご覧ください。水道水は塩素で薄いピンク色に変化しているのに対して、RO水は透明なままです。
![塩素試薬によってピンク色になった水道水。RO水は無色。](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/10/20120114_162023rev-1024x768.jpg)
RO水を拡大!
![塩素試薬でもRO水は着色しない。塩素無し。](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/10/20120114_162109-1024x768.jpg)
濃度の目安となるカラーチャートを使うと
- 水道水:0.2mg/L
- RO水 :検出されず
という結果となりました。
![](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/09/20200820215837_120.jpg)
すごい!RO水には、本当に塩素が入っていないんだね。
ちなみに、汲んできた直後のフレッシュな状態でも、カーラーチャート上でRO水に塩素は確認されませんでした。
塩素がチェックできる試薬は、お使いの浄水器の寿命を判断する際などに便利です。塩素除去を謳っているものであれば、ピンク色が付いたら性能が落ちていると分かりますよね。
▼この記事で使用したDPD試薬
![](https://www.jinta-express.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
▼こちらのウォーターチェッカーも人気商品です。「浄水器のカートリッジ交換時期確認」の用途も挙げられています。何か交換目安があると嬉しいですね。見えないものが、目に見えて確認できる様になります。
![](https://www.jinta-express.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
なんと水筒そのものが浄水器!持ち運びできる!
![](https://www.jinta-express.com/wp-content/uploads/2023/10/cfaf5c942a4a1256a91724af79a28fe6.jpg)
RO水が危険と言われる理由
RO水は危険ではありません。最近は育児用ミルクの水として推奨されていますし、病院にも置かれていることもあります。RO水ウォーターサーバーや浄水器も流行っていますよね。浄水器にいたっては、アメリカでの家庭の普及率70%とも言われています。
RO水が危険と言われる理由はいくつか想像できます。
- 溶解能力が高い
- ミネラルが含まれていない
- 雑菌が湧きやすい
①は水の純度が高い為に溶解能力が高いという理由です。しかし、我々の消化器官には様々な物質がありますので、水を飲んだ瞬間にその水は高度の純水では無くなるでしょう。溶解能力が高いから危険という科学的根拠は無いのではないでしょうか。
②ミネラルは食事から摂れるので問題ないでしょう。水に含まれるミネラルはさほど多くはありません。日本は軟水ですしね。
③これは正しいと思います。水道水の様に塩素が含まれていないと、雑菌が湧きやすいのは確かです。なので、適切な保管をする必要があります。例えばスーパーのRO水なら3日で使い切ることが奨励されています。保管しているRO水に出来るだけ、外気に触れない様にするのが良いですね。
自宅でRO水を楽しむ場合、個人的にはボトル宅配型のウォーターサーバーが安全だと感じます。殺菌されたRO水を、殺菌された容器に密閉していますからね。またケースでガードされているので、外気や人に触れる可能性も低いでしょう。
▼RO水が楽しめるボトル宅配型ウォーターサーバーのおすすめNo.1はクリクラです。お客様満足度も高い商品ですので、ぜひチェックしてみて下さい。
テレビCMでおなじみ100万人の宅配水クリクラ。
9年連続「お客様満足度No.1」、2年連続「おいしさ評価No.1」など、数々の「No.1」を受賞しています!
約580の産院でも使われている、赤ちゃんのミルクや離乳食などにも安心安全な水です。
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RO水について補足情報
RO水について、いくつかの記事で詳しく解説しています。以下アンサーのリンクをクリックしてご覧ください。
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まとめ
今回は、スーパーの給水機で汲んできたRO水に本当に塩素が含まれていないのか、DPD試薬を使ってチェックしました。
結果:塩素は検出されなかった(カラーチャート使用)
ちょっと意地悪な実験でしたが、この結果から、水を何かしら浄水していることは間違いないですね。
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