今回は、お子様でも食べやすい「七草粥」をご紹介します。
ポイントは「焼き鮭」を使うコト。子供が好きな鮭を使うことで、葉モノの青みや薄い味が苦手なお子さまでも食べられるようにしていきます。
七草にはさほどクセがありませんので、お粥の味付けは「塩」のみで良いです。優しい味に仕上がります。鮭に塩鮭をつかえば、その塩分だけでも十分楽しめるはず。足りない場合は、刻みのりを使うのも良いでしょう。
また、お粥は既に炊きあがったご飯を使うことも出来ますが、やはり生米から炊く方が柔らかくトロリとして美味しい。手間は掛かりません。今回は生米から炊いていきます。
材料(4人分)
- 七草セット
- 塩鮭 2切れ
- 米 1合
- 水 1400cc (酒おおさじ2も加える)
- 塩 お好みの量
七草のセットがコチラ。1月3日~7日頃はスーパーマーケットでも手に入りますね。
それでは七草、確かめてみましょう。小学生の息子と、一つ一つ合わせてみました。
ごぎょう、はこべら、せり、すずしろ(ダイコン)、すずな(カブ)、ほとけのざ、なずな。
魚を使う七草粥の作り方
七草は別に茹でておいて、最後にお粥と合わせるのが良いです。七草のアクを抜くのと、緑の色合いを良くできるのがその理由です。
お粥を炊くのに時間が掛かるので、先にこちらから始めます。今回は土鍋を使用しましたが、金属の鍋でももちろん可能です。ただ、蓋をした時に、お箸一本分くらい湯気を逃がすようにして下さい。
米一合に水を1400cc(7カップ)。お酒大さじ2を加えて加熱開始。中~強火。水が多いように感じますが、大丈夫です。狙うは、ユルユルのお粥です。
沸騰してきましたので、弱火にします。一旦、底の方を混ぜ返して下さい。焦げない様にする為です。
蓋をして、火加減は弱火とします。ここから30~40分くらいです。終盤、トロミによる吹きこぼれにご注意を。
ココからは手際よくいきましょう。
ダイコン、カブを切りました。
葉モノも、葉を分けて、茎を小さめに切り分けました。
七草を塩ゆでしていきましょう。先ずは、ダイコン&カブを3分くらい。
ダイコン、カブを取り出したら、同じ湯のまま、茎、葉の順に茹でていきます。1分弱。
葉モノは、茹で上がったら、冷水にさらします。色が悪くならない様に。
水気を切って、軽く刻んでおきましょう。これで、七草の準備はOK。
次は、塩鮭。温めたグリルで、表5分、裏5分くらい、しっかり焼く。
焼けました。
鮭、頑張ってほぐしました。皮も刻みました。もちろん鮭フレークでも良いです。
そうこうしている内に、お粥ができました。いい感じ。
七草ぜんぶ(ダイコン&カブと葉モノ)を投入。お好みの量の塩もして下さい。
ま~ぜ、まぜ。
ほぐした鮭を投入で、出来上がり。
お椀に盛ったら、頂きます。刻みのりトッピング。
感想
- やっぱりお粥はこれくらいゆるゆるが美味しいです(もちろん好みによる)。
- 茹でた七草を後入れしているので、緑の色合いがしっかり残っているし、味もメリハリがついて良い。
- 塩鮭が色合いでも味でもアクセントになっているので、食べやすく仕上がっています。
- 個人的には、だしや醤油で味付けをするよりも、お粥は「塩」のみが好きです。その方が米の甘みと七草(野菜)の風味を味合うことができます。
アレンジ
せっかく七草を入れたので、その風味を感じる為に味付けは最低限にしました。これ以上にお子様が食べやすくしたい場合は、トッピングを使うと良いと思います。その選択肢は無限大。お子様が好きなものを乗せてあげると良いですね。例えば、
- 塩昆布/とろろ昆布
- 佃煮/おかか
- たら子
- 梅干し
- お醤油
この様に、海老を入れるのは如何でしょう?美味しいですよ。
最後に
今回は、子供が食べやすい様にアレンジした「七草粥」をご紹介しました。ウチの息子たちも狙い通り美味しいと食べてくれました。年末年始には味の濃い食事が続きますので、七草入りの優しいお粥が腹に沁みます。昔の人の知恵には感心させられますね。少し面倒に感じるかもしれませんが、生米からのお粥を試してみて下さい。トロトロ感に心も休まりますよ。
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