知っておくと重宝する料理に、豆アジの唐揚げがあります。豆アジって比較的安い値段で売られていますよね。しかも唐揚げにすれば、骨まで食べれて栄養豊富。特にお子様がいる家庭などでは、使わない手は無いと思っています。また、魚の南蛮漬けが好きな方であれば、ある意味、豆アジの唐揚げが南蛮漬けの通過点になりますね。
そんな豆アジの唐揚げなんですが、長年の疑問がありました。
Q:ゼイゴは取った方が良い?
ゼイゴって、この部分です。
アジ科にある「ゼイゴ」は、地域などによって「ぜんご」とか「ぜご」と呼ばれます。これはトゲ状のウロコなんだそうです。役割は、周囲の変化を感知する、背後からの攻撃に対して身を守る、なんて言われますね。真相はアジのみが知る?のでしょうか。
このゼイゴなんですが、豆アジの唐揚げのレシピによって「取る」「取らない」の意見が分かれるんですよ。「取る」理由は、恐らく少しでも口当たりを良くする為です。というわけで、今回はゼイゴ有る無し問題を検証し、私の中で決着を付けたいと思います。
なぜなら、ゼイゴ取りは手間が掛かるからです。取らなくて良いなら、嬉しいですよね?それではスタート!
私の結論
豆アジの唐揚げを作るのに、ゼイゴを取る必要はあるか?
に対し、今回の検証で私が出した結論は、
ゼイゴは取らなくて良い!
と致します。
豆アジの唐揚げを作るということは、大前提として「骨まで食べるつもり」というのがあるはずです。ゼイゴよりも硬いのは背骨ですから、油で揚げた後に背骨が食べれる状態になっているということは、ゼイゴはもうすでに柔らかいんです。というわけで、「ゼイゴは取らなくてよい!」という結論と致しました。
検証方法
購入した豆アジを「ゼイゴ無し」と「ゼイゴ有り」に分けました。
ちなみに、ゼイゴはこの様に包丁で削ぎ取ります。
さらに内臓を取って、腹の中をキレイに掃除しました。
この様に、下処理を済ませた「ゼイゴ無し」と「ゼイゴ有り」の豆アジを準備しました。
豆アジの捌き方と唐揚げの作り方の詳細は、別記事にしましたので、宜しければ参照ください▶簡単!【豆アジの下処理・捌き方】料理は骨も食べれる唐揚げ!
下処理した豆アジに片栗粉と塩コショウをまぶします。
あとは低温で10分、一時休ませて、高温で2分揚げました。
出来上がった豆アジの唐揚げがコチラです。
豆アジ唐揚げ「ゼイゴ無し」「ゼイゴ有り」作り分け感想
- 唐揚げの仕上がり(外観)が綺麗に見えるのは「ゼイゴ有り」です。恐らくゼイゴを削ぎ取った部分から油が回る為だと思いますが、皮がブヨブヨと膨らんでいるのは「ゼイゴ無し」の方でした。よって「ゼイゴ有り」の方が見た目が良く見えます。
- 上と同じ理由で、加熱が進んでいるのも「ゼイゴ無し」でした。恐らくゼイゴでの防御が無い分、油の回りが早いためと予想します。
- 肝心の食感ですが、「ゼイゴ有り」のゼイゴは全く気になりませんでした。ゼイゴが硬いとは感じません。
- 味について「ゼイゴ無し」「ゼイゴ有り」で違いはありませんでした。どちらも美味しかったです👍
以上の結果から、豆アジの唐揚げを作る時、ゼイゴは取らなくて良いと結論付けました。
=スポンサーリンク=
まとめ
今回は、豆アジの唐揚げを作る際の長年の疑問「ゼイゴは取るべきか?」を検証しました。今回の結果から、ゼイゴを付けた状態でも、食感は悪くならず、味にも影響しないということが分かりましたので、今後はひと手間省き、ゼイゴは取らずに唐揚げを作ろう、と結論付けました。
こちらの記事も如何ですか?