今回は、フィリピンの代表的な家庭料理『シニガン(Sinigang)』の作り方をご紹介します。
前回の『アドボ』に引き続き、こちらもオンライン会話ネイティブキャンプのフィリピン人講師から勧めてもらった料理です。英語の学習のみならず、色んな国の先生方と楽しく情報交換が出来るプラットフォームがネイティブキャンプです!私の料理の様に、趣味の話で盛り上がってみるのは如何でしょうか?無料体験も実施中▶ネイティブキャンプ
というわけで、オンライン英会話で教えてもらった『シニガン(Sinigang)』なんですが、なんといってもその特徴は酸っぱいスープ!唾液を誘発するその酸っぱさは、ヤミツキ級なんです。
肉や野菜の種類を選ばず何にでも合わせられるスープが美味しくて、家庭料理として納得のいく逸品。日本で言うと味噌汁の様な感覚でしょうか?冷蔵庫にある余った材料を何でも放り込んで煮込めば、十分な1品となる!というのが特徴でしょう。
作り方なんて大袈裟な話では無いんですが、写真を交えてご紹介しますね。そうそう、作り方は日本家庭のカレーライスのイメージです。下処理した具材を煮込んで、シニガンの素を加えるだけ。簡単ですよね。
ここではクノールのシニガンスープの素(オリジナル味)を使う方法をご紹介しています。トロリとした里芋の風味がお好みなら「タロイモ味」がおすすめ!こちらに紹介していますので参考にどうぞ▶ガビ(タロイモ)入りシニガンスープの素でポークシニガン(フィリピン料理作り方・レシピ) - よちよちエクスプレス
それでは早速作って行きましょう。スタート!
- 『シニガン』スープとは?
- 『シニガン』スープの素
- シニガンスープの素 種類(違い)
- 『シニガン』スープ材料(4人分)
- 『シニガン』スープ作り方
- 『シニガン』スープ作り方(写真で解説)
- おすすめフィリピン料理!
- おすすめフィリピン食材!
- おまけ『シニガン』に味噌
- まとめ
『シニガン』スープとは?
シニガンとは、フィリピンで主に獲れる果実タマリンド(sampalok)を使用して酸味を効かせたスープです。食欲をそそる酸っぱさが特徴で、気温の高い地域で好まれるという点、納得できます。シニガンはタマリンドスープとも呼ばれますね。
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『シニガン』スープの素
そんなシニガンですが、家庭ではスープの素を使うのが一般的です。日本にはKALDIに売っているという噂もあります。しかし私の住む地域のKALDIを3軒ハシゴしてみましたが、取り扱っていませんでした。確実なのは大手オンラインショップですね。私はAmazonを利用しています。
これは約40g入りで、水2L分です。家族4人だと一気に1袋は使いきれないですね。2回に分けて使用しています。
袋の中身をはこの様に、褐色のパウダーとなっています。
このまま舐めてみる...
すっぱー!
かなり酸っぱいですよー。味は何ていえば良いんだろう?誤解を恐れずにシンプルに表現するなら、超酸っぱいコンソメスープかな。アジア料理にあるパクチーの様な独特の野菜系のクセは、このパウダー自体にはありません。なので日本人にも比較的好まれやすい味だと思います。
【原材料】タマリンドの実、小エビ、トマト、玉ねぎ、植物油、香辛料、食塩、調味料(アミノ酸等)、クエン酸
シニガンスープの素 種類(違い)
日本のオンラインショップで手に入りやすいのは、クノール製の「オリジナル(Original)」と「ガビ(Gabi)」の2種類です。ガビとはタガログ語でタロイモ(里芋)の事です。成分にイモが含まれているのですね。食べ比べをしてみましたのレポートします。
それぞれ粉末2.2gを100mlの熱湯で溶いて、飲み比べをしました。
「ガビ」は酸味がマイルドで、タロイモのコクを感じるね。イモの香りが心地良いよ。
シニガンガビ(Sinigang Gabi)も取り寄せしました。レビュー記事はこちら▶ガビ入りシニガンスープの素でポークシニガン
タロイモの風味を味わいたいのであれば、ガビ(Gabi)のチョイスが良いでしょう!日本人に合う味だと感じます。
『シニガン』スープ材料(4人分)
材料の1例です。シニガンの素は、袋の半分20gを使用します。シニガンスープの素は「オリジナル」も「ガビ」も同じ作り方です。
- シニガンスープの素 約20g
- ナンプラー 大さじ2(醤油でも可)
- 水1L
- 豚バラ肉 500g
- 玉ねぎ 中1個
- トマト 中2個
- 里芋 200g
- 大根 200g
- オクラ 7本
- サラダほうれん草 40g
細かく記載しましたが、、、適当でもOKですよwww 水1Lに見合うお好みの材料で良いと思います🌟個人的には大根はマストなんですよね。酸味の効いたスープを吸って、大根の汁と合わさって、何とも言えないんですわ、うまくて。
シニガンの素のパッケージの通り、エビなどのシーフードも良さそうですね。魚醬(ナンプラー)はあるとベターですが、日本の醤油でも代用できると思います。
作り方は、簡単。日本で言うと、味噌汁とかカレーの作り方と同じですね。具材を煮て、スープの素を加えれば良いのです(*^-^*)
『シニガン』スープ作り方
パッケージの裏に書かれてある作り方は至ってシンプルです。翻訳引用するとこの様になります。
【調理方法】1.トマトと玉ねぎと一緒に水で肉を柔らかくします。2.オリジナルミックスに注ぎ、よく混ぜます。3.野菜を入れ、調理させます。ご飯と一緒に出す。
それでは、私の作り方(似たようなモノですがw)
- 材料をお好みの大きさに切っておく
- フライパンで玉ねぎ、トマトを炒めて鍋に移す。同様に豚肉も炒め、移す。
- 水1Lを注ぎ、温める。沸騰する頃に灰汁でるので、すくい取る。
- 里芋、大根と魚醬を入れて、20分煮込む。
- オクラとシニガンの素を入れて5分に煮込む。
- ほうれん草を入れ、柔らかくなったら出来上がり。
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『シニガン』スープ作り方(写真で解説)
①フライパンで玉ねぎを炒め、柔らかくなったらトマトを炒める。鍋に移す。(トマトの食感が好きな方は、炒めず後入れでも良いでしょう)
②同様に豚肉を炒め、鍋に移す。
③大根、里芋と水1Lを入れ火に掛ける。
④沸騰する頃に灰汁が出るので取り除く。
⑤魚醬(ナンプラー)を加えたら、蓋をして20分煮込む。(食材の大きさに合わせて、煮込み時間は調整下さい)
⑥オクラとシニガンの素を加え、さらに5分煮込む。
⑦サラダほうれん草を加え、蒸して柔らかくなったら、出来上がり🌟
器に盛ったら、いただきましょう。
いただきます。
すっぱ~い!これはクセになる酸味だね。ご飯の甘みが引き立って、熱い夏でも食欲がそそられる!具材も美味しい。
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おまけ『シニガン』に味噌
フィリピン人の先生によると味噌を合わせても美味しいという事だったので、日本の味噌を溶かしてみました。
お味は如何に?
酸味が少しだけマイルドになるね。味噌のコクも加わるのか。確かにこれもありだね。
まとめ
今回は、フィリピンの代表的な家庭料理『シニガン(Siningang)』の作り方をご紹介しました。日本では珍しいクセになる酸っぱいスープ!お試しになっては如何でしょうか?
その他、フィリピン料理や作り方を紹介していますので、宜しければご覧ください。